Googleなしのスマホって実際なにが困る?

Googleなしのスマホって実際なにが困る?

「Googleなしのスマホ」と聞くと、電話も地図も使えない不便な端末を想像するかもしれません。

しかし、Googleを外したからといって、スマホが突然ただの文鎮になるわけではありません。

電話、SMS、カメラ、Webサイト、音楽、動画、地図など、基本的な機能は利用できます。

困りやすいのは、スマホそのものより、Googleアカウントと結び付いた便利なサービスです。


「Googleなし」には3つの意味がある


最初に、「Googleなし」の意味を整理しましょう。

① Googleアカウントへログインしない。

② GoogleのアプリやGoogle Playを入れない。

③ Googleとの通信を完全になくす。

①と②は、アンチスパイフォンで実現できます。

一方、③を完全に実現するのは簡単ではありません。

Google以外のアプリやWebサイトにも、Googleの地図、広告、解析機能などが使われている場合があるためです。

Googleをスマホから外しても、インターネット全体からGoogleが消えるわけではありません。

さすがにそこまで消せたら、スマホではなく魔法の杖です。


先に結論


アンチスパイフォンは、Googleアカウントなしでも利用できます。

Google PlayやGoogleサービスも、最初から必須ではありません。

必要になった場合だけ、通常のアプリと同じ立場でGoogle Playを追加できます。

つまり、「Googleを全部使う」か「何も使わない」かの二択ではありません。

必要な機能だけ選ぶことができます。


できること・注意点を比較


項目 Googleなしでもできること 注意点
電話・SMS 通常どおり利用可能 通信会社との契約は必要
Webサイト 標準ブラウザーで閲覧可能 Googleの機能を使うサイトもある
Gmail ブラウザーや対応メールアプリから利用可能 Gmailを使う以上、Googleアカウントは必要
地図・ナビ 別の地図アプリやWeb版を利用可能 店舗情報、口コミ、渋滞情報に差がある
YouTube ブラウザーからログインせず視聴可能 登録チャンネル、履歴、コメントなどは使えない
アプリの導入 複数のアプリストアやWebアプリを利用可能 一部のアプリはGoogle Playが必要
アプリ更新 導入したストアから更新可能 アプリごとに更新元を確認する必要がある
通知 対応アプリなら利用可能 Googleの通知機能だけに依存するアプリもある
バックアップ パソコンや別のクラウドへ保存可能 Googleへの自動バックアップは使われない
銀行・決済 利用できるアプリも多い 一部はGoogle Playや端末認証を要求する



Googleアカウントがなくても使える?


Googleアカウントを登録しなくても、アンチスパイフォンの基本機能は利用できます。

電話、SMS、カメラ、連絡先、ブラウザー、時計などはGoogleアカウントを必要としません。

ただし、次の機能にはGoogleアカウントが必要です。

・Google Playで購入した有料アプリ。

・アプリ内課金や購入履歴。

・YouTubeの登録チャンネルや再生履歴。

・Gmail。

・GoogleフォトやGoogleドライブのデータ。

・「Googleでログイン」を使うサービス。

これまで「Googleでログイン」だけを使っていたサービスは、メールアドレスとパスワードによるログインへ変更できるか確認しておきましょう。


Gmailは使える?


GmailはGoogleのサービスなので、利用にはGoogleアカウントが必要です。

ただし、Gmailアプリを必ずインストールする必要はありません。

ブラウザーからGmailを開いたり、対応するメールアプリへGmailを登録したりする方法があります。

Googleとの関係を完全に切りたい場合は、Google以外のメールサービスへ移行する必要があります。

「Gmailは使いたいけれど、Googleは一切使いたくない」という希望は、ラーメンを注文して「麺だけ抜いてください」と頼むような少し難しい相談です。


Googleマップがなくても迷わない?


Googleマップがなくても、地図やナビゲーションは利用できます。

OpenStreetMapを利用した地図アプリの中には、地図を端末へ保存し、オフラインで使えるものもあります。

旅行前に地図を保存しておけば、圏外や海外でも役立ちます。

ただし、Googleマップと比べると、店舗の営業時間、口コミ、写真、渋滞情報などが少ない場合があります。

お店探しはWeb検索、移動はオフライン地図という使い分けも便利です。

どうしてもGoogleマップが必要なら、ブラウザー版を利用するか、Google用のプロファイルへアプリを追加する方法があります。


YouTubeは見られる?


YouTubeは、ブラウザーからログインせずに視聴できます。

動画を見るだけなら、Googleアカウントは必須ではありません。

ただし、ログインしない場合は、登録チャンネル、コメント、購入した動画、再生履歴などが利用できません。

毎回ほぼ初対面の顔をしてYouTubeを開くことになります。

履歴によるおすすめ動画が減ることを、不便と感じる人もいれば、平和になったと感じる人もいます。


アプリはどうやって入れる?


アンチスパイフォンでは、アプリを入れる方法を選べます。

入手方法 向いている用途 注意点
アンチスパイフォンのApp Store 本体機能やGoogle Play関連の導入 すべての一般アプリがあるわけではない
Google Play 有料アプリ、課金、対応アプリを重視する場合 Googleアカウントが必要な機能がある
AuroraStoreなど Googleへログインせず無料アプリを探す場合 配布元と更新状況の確認が必要
Webアプリ ニュース、通販、SNSなど 通知や端末機能に制限がある場合がある


アプリの更新は、基本的にインストールした場所から行います。

Google Playから入れたアプリはGoogle Playで更新します。

別のストアから入れたアプリは、そのストアで更新します。

Webアプリは、サイト側が更新するため、利用者によるアップデートは不要です。

どこから入れたか分からなくなると、冷蔵庫、薬箱、工具箱を全部別の家に置いたような状態になります。

初心者のうちは、利用するストアを増やしすぎない方が分かりやすいでしょう。

 

OSの更新にGoogleは必要?

 

アンチスパイフォン本体のOS更新に、GoogleアカウントやGoogle Playは必要ありません。

OSの更新は自動的に確認され、バックグラウンドでダウンロードとインストールが行われます。

更新後に通知が表示されたら、端末を再起動して適用します。

セキュリティ更新は重要なので、自動更新は停止しないことをおすすめします。

 

通知が届かないアプリがある?

 

一部のAndroidアプリは、通知をGoogle Playサービスへ依存しています。

そのようなアプリは、Google Playがない状態では通知が遅れたり、アプリを開くまで届かなかったりする場合があります。

LINE、銀行、宅配、仕事用アプリなど、通知が重要なアプリは事前に確認してください。

必要であれば、Google Playを追加することで改善する場合があります。

Googleアカウントへログインせず、通知機能のためだけにGoogle Playサービスを動かすことも可能です。

 

銀行アプリや決済アプリは?

 

多くの一般アプリは、そのまま利用するか、Google Playを追加することで動作します。

ただし、一部の銀行、証券、決済アプリは、Googleによる端末認証を要求することがあります。

その場合、アプリが起動しない、ログインできない、決済機能だけ使えないといったことがあります。

そんな場合でもWebからアクセスすれば通常通り使えることがほとんどです。

現金を持たずに出かけてから決済アプリが開かないと、プライバシーより先に昼ごはんが危機を迎えます。

 

おすすめは「Google用プロファイル」を分ける方法

 

完全にGoogleなしで困らない人は、そのまま利用できます。

一部のアプリだけGoogle Playが必要な人は、Google用のユーザープロファイルを作る方法があります。

Google PlayやGoogle依存アプリを、そのプロファイルだけへ入れます。

ほかのプロファイルにはGoogle Playを入れず、用途を分離できます。

アンチスパイフォンでは、追加したGoogle Playも特別な権限を持つシステム機能ではなく、通常のアプリと同じように制限された状態で動作します。

必要な権限だけを許可し、不要な連絡先、写真、マイク、位置情報などは渡さないようにできます。

 

まとめ

 

Googleなしでも、電話、SMS、カメラ、ブラウザー、地図、動画などは利用できます。

困りやすいのは、有料アプリ、アプリ内課金、プッシュ通知、銀行アプリ、Googleの購入履歴などです。

GmailやYouTubeも利用できますが、Googleアカウントへログインすれば、その部分ではGoogleを利用することになります。

Googleを完全に排除する必要はありません。

必要なサービスだけを、必要なプロファイルへ追加する方法もあります。

アンチスパイフォンの目的は、Googleを嫌って山へこもることではありません。

自分の情報を誰へ、どこまで渡すのかを、自分で選べるようにすることです。


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