ロック解除をしようとしたターゲットの顔写真をコッソリ自分のメールアドレスに送信する
スマホの守護神を自分で作る、マクロドロイドで始める自作の防犯対策のお話です。
みなさん、こんにちは。最近、街中やニュースでスマートフォンのひったくりや、置き引きのニュースを耳にすることが増えた気がしませんか。
特に海外では歩きスマホをしている最中に奪われるなんて物騒な話も聞きますが、日本でも決して他人事ではありません。
私たちのスマートフォンは、もはや単なる電話機ではなく、財布であり、身分証明書であり、人に見られたくない恥ずかしい検索履歴の宝庫でもあります。
そんな大切な相棒を守るために、皆さんはどんな対策をしていますか。
画面ロックをかけているから大丈夫、と思っているそこのあなた。
確かにロックは基本中の基本ですが、もし
ロックを解除しようとした犯人の顔が、その瞬間に自分のメールに届くとしたらどうでしょう
あるいは、勝手にスマホを覗こうとした不届き者の動かぬ証拠が、こっそり保存されているとしたら。
今回は、プライバシーを重視するアンチスパイフォンのユーザーならぜひ使いこなしたい、マクロドロイドというアプリを使った防犯と自己管理のカスタマイズ術をご紹介します。
マクロドロイドは、アンドロイド端末の操作を自動化できる非常に賢いアプリです。
例えるなら、スマホの中にあなた専用の、ちょっと融通の利くロボット秘書を雇うようなものです。
ただし、最初にお約束してください。
この機能はあくまで自分自身を守るため、あるいは紛失時に備えるためのものです。
他人のスマホにこっそり仕掛けて監視するようなスパイごっこは、法律的にも倫理的にもアウトです。
それは
アンチスパイではなく、ただのスパイになってしまいますからね
自分のデバイスで、自分の責任で楽しむ。これが鉄則です。
さて、アンチスパイフォンをお使いの皆さんは、グーグルプレイストアを使わずにオーロラストア(Aurora Store)を利用している方も多いでしょう。
まずはオーロラストアで、
マクロドロイド(MacroDroid)と検索してインストールしてみてください
準備はそれだけです。
では、具体的にどんな魔法が使えるようになるのか、いくつかレシピを見ていきましょう。
まずは、最も実用的な紛失、盗難対策です。
誰かがあなたのスマホを拾ったり盗んだりして、何とか中身を見ようとパスワードを適当に入力したとします。
このとき、マクロドロイドに、
ログイン失敗を3回検知したら犯人の顔を撮影して、現在地と一緒に自分のメールアドレスに送るという命令を出しておくのです
具体的な作り方はこうです。
まずトリガー、つまり命令を実行するきっかけには、ログイン失敗を選びます。
回数は3回くらいが妥当でしょう。
自分でもたまに寝ぼけて1、2回は間違えますから、1回で発動するようにすると、自分の寝顔が自分にメールで届き続けるという、なんともシュールで少し悲しい事態になります。
次にアクション、つまりスマホにやってほしいことです。
ここでは写真撮影を選び、インカメラを指定します。
このとき、UIを表示しないという設定にするのがコツです。
画面にパシャッという表示が出ると犯人にバレてしまいますから、あくまで涼しい顔で、水面下で仕事をさせましょう。
さらに現在地を取得する命令と、それをメールで送信する命令を組み合わせます。
件名には、緊急事態、スマホ不正操作検知、とでも付けておきましょう。
本文には、ログイン失敗を検知しました。
現在の場所はここです、というメッセージと共に、位置情報のリンクと撮影した写真を添付するように設定します。
これで、もしもの時、
あなたの元には犯人の、あ、間違えたという困り顔のドアップが届くわけです
これぞまさに自作の防犯システムですね。
次は、もう少し身近な、不正利用の監視です。
例えば、あなたが席を立った隙に、友だちや家族が勝手にスマホを覗こうとしていないか、気になったことはありませんか。
そんなときは、画面ロック解除をトリガーにします。
ロックが解除されるたびに、インカメラでこっそり写真を撮って保存しておくのです。
後でギャラリーを確認して、自分以外の誰かの顔が写っていたら、おや、君は誰かな、と心の中で問いかけてください。
これを設定しておくだけで、スマホという密室で何が起きていたのかが丸わかりになります。
ただし、
自分の変顔でロックを解除した瞬間の、ひどい写りの自撮りが大量に溜まっていくという副作用には耐える必要があります
三つ目は、少しスパイ映画のような、簡易ボイスレコーダー機能です。
最近のニュースでも、言った言わないのトラブルや、急な会議の記録が必要な場面が増えていますよね。
スマホの画面を操作して録音アプリを立ち上げる暇がないとき、スマホを数回シェイクするだけで録音を開始できたら便利だと思いませんか。
設定は簡単です。
トリガーにセンサーのシェイクを選びます。
アクションにはメディアのマイク録音を開始を選んでください。
条件として、画面がオフの時だけ反応するようにしておけば、ポケットの中で激しく動いたときに誤作動するのを防げます。
録音開始の合図として、短いバイブレーションを鳴らすようにしておけば、あ、今、仕事が始まったな、と自分だけが確信を持てます。
怪しい取引の証拠を掴むため、なんて物騒な用途ではなく、あくまで、あ、今のアイディア、忘れないうちにメモしなきゃ、というクリエイティブな用途に使ってくださいね。
最後は、特定のアプリの利用状況を記録する方法です。
自分でも気づかないうちに、特定のSNSをダラダラと見続けてしまう、なんてことは現代人の悩みですよね。これをマクロドロイドで可視化しましょう。
トリガーをアプリの起動にして、監視したいアプリを選びます。
アクションでは、ログに記録を選択します。
いつ、どのアプリが開かれたのかを、マクロドロイド内のログに刻み続けるのです。
一日の終わりにそのログを見返して、自分、今日だけで何回このアプリ開いてるんだよ、
とセルフツッコミを入れることで、スマホ依存の抑止力になります。
もし、もっと強力な対策が必要なら、特定のアプリアイコンをタップした瞬間に、スマホが、今は勉強の時間じゃないのか、と喋り出すように設定することも可能です。
自分のスマホに説教されるというのは、なかなか斬新な体験です。
このように、マクロドロイドを使えば、市販の防犯アプリでは手が届かないような、かゆいところに手が届くカスタマイズが可能になります。
最近はプライバシー保護への意識が高まっていますが、アンチスパイフォンというハードウェアの守りに加えて、こうしたソフトウェアの工夫を取り入れることで、あなたのデジタルライフはより強固なものになるでしょう。
最後にもう一度だけ強調しておきますが、これらの機能は大きな力を持っています。
スパイ映画の主人公になった気分で楽しむのは良いですが、その力は常に正しい目的、つまり自分を守るためだけに使ってください
自分のスマホを、自分だけがコントロールできる最強のツールに育て上げる。
そんな試行錯誤も、アンチスパイフォンを持つ楽しみの一つではないでしょうか。
設定に迷ったら、まずは簡単なものから試してみてください。
一度マクロがうまく動いた時の感動は、ちょっとした発明家になったような気分にさせてくれます。
それでは、皆さんのスマホライフが、安全で、そして少しだけ愉快なものになることを願っています。
マクロドロイドの沼へようこそ。
ここではあなたがルールであり、あなたがプログラマーです
どんな守護神を作るかは、あなたの想像力次第です。

