アンチスパイフォンがネットにつながらないときの確認手順とフローチャート
アンチスパイフォンで、ブラウザーもアプリも読み込み中のまま。
そんなときは、設定を片っ端から変える前に、回線・VPN・アプリの順番で確認してみましょう。
通信が止まる原因は、回線の不調だけとは限りません。
VPNが切れたときに通信を止める機能や、アプリごとの通信許可が関係している場合もあります。
最初に結論
- 複数のサイトやアプリが使えないなら、回線とVPNから確認します。
- 特定のアプリだけなら、そのアプリの通信許可やサービス側の障害を確認します。
- 設定は一つずつ変更し、変更前の状態をメモします。
- VPNの保護を一時的に外した場合は、確認後に必ず戻します。
通信を「家の水道」にたとえると
| 確認する場所 | 水道でいうと | スマホで確認するもの |
|---|---|---|
| 回線 | 元栓 | 機内モード、Wi-Fi、モバイルデータ、SIM・eSIM |
| VPN | 途中の装置と安全弁 | VPNの接続状態、VPNなしの接続をブロックする設定 |
| アプリ | それぞれの蛇口 | ネットワーク権限、通知・電池設定、サービス側の状態 |
蛇口を何度ひねっても、元栓が閉まっていたら水は出ません。
スマホも同じで、止まっている場所を先に探すと、確認する設定を絞れます。
上から確認するフローチャート
まず標準ブラウザーのVanadiumで、異なるサイトを二つほど開いてみてください。
一つのサイトだけ開けない場合は、そのサイト側の問題も考えられます。
ブラウザー自体の通信許可がオフになっている可能性もあるため、この確認だけで回線の故障とは判断しません。
↓ 症状に近い方へ進みます
A:複数のサイト・アプリが使えない
- 再起動後なら、使いたいユーザープロファイルのロックを解除する。
- 機内モードと、Wi-Fi・モバイルデータの状態を確認する。
- Wi-Fiだけ/モバイルデータだけで試す。
- そのプロファイルのVPNを開き、接続状態とエラーを確認する。
- 片方の回線だけ使えない場合は、Wi-Fi認証やSIMの契約・設定を確認する。
詳しくは下のSTEP 1・2へ。
B:特定のアプリだけ使えない
- そのアプリのネットワーク権限を確認する。
- アプリの更新、ログイン状態、サービスの障害情報を確認する。
- 閉じたときだけ止まるなら、電池・通知設定を確認する。
- 追加したDNS・広告ブロック設定や、Google Playへの依存を確認する。
詳しくは下のSTEP 3へ。
↓ 解決しない場合
当店の購入者様は、アンチスパイフォン公式LINEへ。
STEP 1:回線そのものを確認する
再起動した直後は、まずロックを解除
再起動後、最初のロック解除まで十分に動作できないアプリがあります。
PINやパスワードで解除し、少し待ってから試してください。
別のユーザープロファイルを使っている場合は、そちらも起動・解除します。
すべてのVPNやアプリが必ず停止するわけではなく、起動前の対応状況はアプリによって異なります。
Wi-Fiとモバイルデータを、片方ずつ試す
Wi-Fiをオフにしてモバイルデータで確認し、次にWi-Fiへ接続してモバイルデータをオフにして確認します。
モバイル通信には契約や利用場所に応じた料金がかかるため、海外では特に契約条件を確認してください。
| 確認結果 | 次に見るところ |
|---|---|
| モバイルデータだけ使える | Wi-Fiの電波、ルーター、施設のログイン画面 |
| Wi-Fiだけ使える | 使用するSIM、残り容量、有効期限、電波、通信会社の障害情報 |
| どちらも使えない | VPN、アプリの通信許可、DNSなど共通する設定 |
飛行機マークや「圏外」は確認の手がかりですが、アイコンだけで原因は確定しません。
Wi-Fiのマークがあっても、インターネットまでつながっていない場合があります。
ホテルやカフェのWi-Fiなら
施設のWi-Fiには、利用規約への同意やログインが必要な場合があります。
まず「ネットワークにログイン」などの通知を確認してください。
認証できない原因が必ずVPNとは限らないので、最初から保護を解除する必要はありません。
モバイルデータだけ使えないなら
データ通信に使うSIMが正しく選ばれているか、eSIMの利用開始条件を満たしているかを確認します。
APNという接続先設定が必要な場合は、契約している通信会社の公式案内に合わせてください。
他社の設定値をそのままコピーしないようにしましょう。
新しくeSIMを追加できない問題と、追加済みeSIMで通信できない問題は別です。
eSIMの追加・管理機能が無効になっていないか確認し、再発行条件が分からないままeSIMを削除するのは避けてください。
STEP 2:VPNと「通信を止める安全弁」を確認する
VPN設定の「VPNなしの接続をブロック」は、VPNが動作していない間の通信を止めるための機能です。
VPNの接続に失敗すると、この設定によってインターネットが使えなくなることがあります。
いわば、無口な安全弁です。
「ただいま保護のため停止中です」と大声で説明してくれれば助かるのですが、画面には読み込み中だけ、ということもあります。
- 通信したいユーザープロファイルで、VPNアプリを開きます。
- 「切断」「接続中」「接続済み」などの表示と、エラーメッセージを確認します。
- 切断中なら接続し直し、必要に応じて契約で選べる別のサーバーを試します。
- VPNアプリのネットワーク権限と、契約・ログイン状態を確認します。
設定場所の目安は、設定 → ネットワークとインターネット → VPN → 対象アプリ横の歯車です。
「常時接続VPN」と「VPNなしの接続をブロック」を確認してください。
Proton VPNでは、アプリ内の案内から同じAndroid設定画面へ移動する仕組みで、別々の安全弁が二重になるわけではありません。
VPNの設定は、ユーザープロファイルごとに確認
別ユーザーとして追加したプロファイルでは、VPNをそれぞれ設定します。
オーナー側で接続していても、別ユーザー側のVPN接続を確認したことにはなりません。
ここでいうプロファイルは「別ユーザー」のことで、企業管理の仕事用プロファイルなどは設定条件が異なる場合があります。
広告ブロックアプリを追加した後なら
同じプロファイル内で、通常のAndroid VPN接続を同時に担当できるアプリは一つです。
VPN方式の広告ブロックアプリを起動すると、元のVPNと競合する場合があります。
後から追加したアプリの動作方式を確認してください。
ブラウザー内の広告ブロックなど、VPNを使わない方式まで競合するわけではありません。
VPNを一時停止して確認するときの注意
まずは上の確認や再接続を試してください。
どうしても原因を絞れず、一時停止して試す場合は、その間は他のアプリもVPNを通さず通信する可能性があることを理解してから行います。
不安な場合は、この操作をせずサポートへ相談してください。
- 変更前のVPN設定をメモし、必要のないアプリの利用を止めます。
- 「VPNなしの接続をブロック」を一時的にオフにし、VPNを切断します。自動再接続する場合は「常時接続VPN」の扱いもアプリの案内で確認します。
- ログイン不要のページなどで短く通信を確認します。
- VPNを再接続し、常時接続・ブロック設定を元に戻して、接続状態を確認します。
この状態で通信できれば、VPNやその周辺設定が原因候補になります。
それだけでVPNサービスの故障と断定はできません。
通常のHTTPS通信にも暗号化はありますが、VPN停止中は接続先から元の回線のIPアドレスが見えるなど、保護の条件が変わります。
STEP 3:特定のアプリだけ使えない場合
まず「ネットワーク権限」を確認
アンチスパイフォンでは、アプリごとに通信を許可・禁止できます。
設定 → アプリ → 該当アプリ → 権限 → ネットワークを確認してください。
通信が必要なアプリでオフになっていれば、オンにして再度試します。
電卓には通信が不要でも、メッセージアプリには必要です。
「とりあえず全部禁止」にすると、働きたいアプリまで休業してしまいます。
アプリ側の障害やログイン状態も確認
ブラウザーが使えていても、特定サービスの障害やVPN接続元への制限で、そのアプリだけ使えない場合があります。
アプリを更新し、公式の障害情報、エラー表示、ログイン状態を確認します。
再インストールやデータ削除は、バックアップと再ログイン方法を確認してからにしてください。
閉じたときだけ止まるなら、電池・通知設定
開いている間は使えるのに通知や同期だけ来ない場合は、バックグラウンド動作の制限を確認します。
対象アプリの電池使用量の設定で制限されていないか、通知が許可されているかを見てください。
「制限なし」への変更は、VPNや通知が必要なアプリについて、提供元の案内に沿って検討します。
すべてのアプリを一律に変更する必要はありません。
Google Playが必要かは、アプリごとに確認
一部のアプリや通知機能はGoogle Play開発者サービスに依存しますが、すべてのLINE・銀行アプリの不調をこれだけで説明することはできません。
必要と確認できた場合は、そのアプリと同じユーザープロファイル内での導入が必要です。
分からなければ、アプリ名と症状を添えて相談してください。
DNSや広告ブロックを変更した後なら
DNSは、サイト名から通信先を調べる仕組みです。
独自のDNSやフィルターで必要な通信が止まり、ページやアプリが開かなくなることがあります。
VPNを使っていて、プライベートDNSにも独自の接続先を設定した場合は、変更前の値を控えて見直します。
特に別ユーザープロファイルのVPNと組み合わせたときは、プライベートDNSをオフにしてVPN側のDNSに任せる構成が確認の候補です。
オフにするとDNSの扱いが変わるため、VPNの接続も確認してください。
「プライベートDNSを設定すると必ずVPNの外へ漏れる」という意味ではありません。
設定をリセットする前に
自宅Wi-Fiだけ不安定なら、ルーターの再起動や接続台数・制限設定も確認します。
MACアドレスという機器の識別情報に依存した制限がある場合は、そのWi-Fiだけランダム化方式を見直す方法もありますが、最初から実機のMACアドレスに固定する必要はありません。
接続確認用の設定を自分で無効にした場合は、以前の状態に戻すことも検討します。
ただし、分からない設定を次々と変更するより、変更した内容を控えて相談する方が確実です。
端末全体の初期化、eSIMの削除、モバイルネットワーク設定のリセットは、最初の対処にしないでください。
リセットを行う場合は、画面に表示される対象、APNの再設定、eSIMの扱いを確認し、必要な設定やデータを保存してから進めます。
サポートには、この6項目をお知らせください
当店でアンチスパイフォンをご購入いただいた方は、公式LINEからテキストでご相談いただけます。
次の項目をコピーして、分かる範囲で記入してください。
試していない操作は「未実施」で構いません。
1.使えない範囲:複数のサイト・アプリ/特定のアプリ(名前: )
2.回線別の結果:Wi-Fiだけ( )/モバイルデータだけ( )
3.VPN:アプリ名( )、接続状態・エラー( )、一時停止での確認は実施/未実施
4.プロファイル:分けている/分けていない。症状が出るユーザー( )
5.いつから・直前の操作:アプリ追加、設定変更、再起動、移動など( )
6.画面の表示:アンテナ・VPN表示、通知やエラーの文言( )
スクリーンショットを送る場合は、パスワード、認証コード、eSIMのQRコードなどを写さないようにしてください。
他店で購入した端末は、購入元へお問い合わせください。
画面名や設定場所はOS・アプリのバージョンによって異なり、本記事の日本語表記は操作場所の目安です。
回線やアプリの設定は、それぞれの公式案内も確認してください。
回線・VPN・アプリを、一つずつ確認しましょう。
ネットが使えないときほど、設定を一気に変えないことが近道です。
上の6項目がそろうと、どこまで確認できたかが伝わりやすくなります。


