プライバシー派のクラウド選び、正直どれが一番マシなのか問題
スマホのデータをクラウドに保存するのは、もはや現代人の当たり前になりました。
写真、連絡先、メモ、ありとあらゆるものがどこかのサーバーに飛んでいく時代です。
でもAntiSpyPhoneを使っているあなたはきっとこう思っているはずです。
「せっかく監視されないスマホを使っているのに、クラウドがガバガバだったら意味ないよね?」と。
まったくもってその通りです。
今回は、AntiSpyPhoneユーザーにとって本当に相性のいいクラウドサービスはどれなのかを、忖度なしにお話しします。
まず大前提として整理しておきたいのは、クラウドサービスの「安全」にはいくつかの意味があるということです。
ひとつは「通信が暗号化されているか」、もうひとつは「サーバー上のデータが誰に見られるか」、そしてもうひとつは「どの国の法律が適用されるか」です。
この3つを全部クリアしているサービスでないと、真の意味でAntiSpyPhoneと組み合わせる価値があるとは言いにくいのです。
ではGoogle DriveやiCloud、Dropboxはどうでしょうか。
これらは使い勝手は抜群ですが、プライバシーの観点では正直あまりおすすめできません。
GoogleはあなたのGoogle Drive内のデータをスキャンして広告に活用することがあります。
iCloudはAppleが鍵を持っているので、法執行機関からの要求があればデータを開示できます。
Dropboxもアメリカ企業なので、米国の法律の管轄下にあります。
便利さと引き換えに、あなたのデータはある意味で「人質」になっていると言ってもいいかもしれません。
では何がいいのか、具体的に見ていきましょう。
まず最初に紹介したいのがProton Driveです。
スイスに拠点を置くProtonは、ProtonMailやProtonVPNで知られるプライバシー特化の会社で、クラウドストレージも同様のポリシーで運営されています。
エンドツーエンド暗号化を採用しており、Proton自身もあなたのファイルの中身を見ることができない設計になっています。
スイスはプライバシーに関する法律が厳しく、他国からの情報開示要求にも簡単には応じない国として知られています。
AntiSpyPhoneが推奨するProtonVPNと同じエコシステムで使えるのも魅力で、統一感があってわかりやすいです。
無料プランでも2GBが使えます。
次におすすめしたいのがFilen(ファイレン)です。
ドイツ発のこのサービスは、ゼロ知識暗号化を採用しています。
ゼロ知識というのは、サービス提供側がデータの内容を一切知ることができないという意味で、まるで「鍵を持たない金庫会社」のようなイメージです。
価格も比較的リーズナブルで、無料プランでは10GBという太っ腹な容量が使えます。
GDPRという個人情報保護の観点では世界最厳と言われるEU法の管轄下にあるのも安心材料です。
UIもシンプルで、特別な知識がなくても使いやすいのがポイントです。
もう少し上級者向けの選択肢としては、Nextcloudという自己ホスティング型のクラウドがあります。
自分でサーバーを用意して、そこにNextcloudをインストールすれば、データが他人のサーバーに一切触れない完全自前のクラウドが完成します。
「クラウドを自分で作る」という発想で、究極のプライバシーを実現できます。
ただし設定にある程度の知識が必要なので、「サーバーって聞いただけで頭が痛くなる」という方には正直ハードルが高いです。
逆に、絶対に避けたほうがいいのが中国系のクラウドサービスです。
Baiduクラウドなど、中国に本社がある会社のサービスは、中国の国家情報法という法律によって当局からの情報開示要求に応じる義務があります。
価格が安くて容量が大きいものも多いのですが、プライバシー重視のAntiSpyPhoneユーザーとはまったく相容れない選択肢と言えます。
まとめると、AntiSpyPhoneに一番相性がいいクラウドはProton DriveかFilenのどちらかです。
どちらも暗号化が強固で、法的なリスクも低い国に拠点を持っています。
迷ったらまずProton Driveを試してみてください。
AntiSpyPhoneで使うProtonVPNとアカウントを統一できるので、管理がラクになります。
せっかくスパイされにくいスマホを使っているなら、そこから飛んでいくデータの行き先にもこだわってみてください。
スマホ本体の守りを固めても、クラウドが抜け穴になってしまったら元も子もありませんから。



